住宅用太陽光発電の平均工事金額を比較しています。

「太陽光発電を設置したら一安心」と思っている人も多いかもしれませんが、残念ながらそうでないことも往々にしてあるのです。
というのも消費者庁に寄せられる太陽光発電による苦情は年々増えているからです。

 

(少し古い統計になりますが)「2006年度1.400件 → 2007年度1.600件 → 2008年度1.800件」
そしてそこで問題になるのは、どのような施工トラブルがあるのかということです。

 

(もちろん、予期せぬトラブルもあります。)
ここでは、よくある施工トラブルについて触れてみたいと思います。

 

施工トラブルでもっとも多い事例は、太陽光パネル(太陽電池モジュール)・パワーコンディショナー等々の取り付け方(配線)が不適切が挙げられます。

 

 

 

 

例えば太陽光パネルの配線をきちんとしていなかったため(たるむ)、太陽光パネルと屋根の間に「落ち葉が溜まる→雨水が溜まる→雨漏りに発展」する事例があります。

 

パッと考えれば「太陽光パネルの配線のたるみは、ないのが当たり前」という認識がありますが、設置業者の中には配線さえしていればまったく問題ないと思っていることもあるのです。
(低価格の設置業者に多く見受けられる施工トラブルです。)

 

また太陽光パネルの設置角度を0°で設置した結果、雨水が太陽光パネルに溜まり汚れが付着し、その結果として発電量が低下する事例もあります。
この場合、見積もり設計図の段階で設置角度を20〜30°にしておけば、太陽光パネルが汚れることもありませんでした。
(ちなみにこのお客様は、太陽光パネルをすべて撤去されました。)

 

このように、とにかく太陽光パネル・パワーコンディショナーの配線に関する施工トラブルが多いのです。
何故、太陽光発電を導入するうえできちんとした設置業者を選ばなければならないのか、そこには経験不足の設置業者が多いことを意味しているのです。

 

みなさん、覚えておいていてください。
太陽光発電は、どこで買っても同じではないのです。
事前に施工トラブルを回避できる設置業者を選んで、初めて一安心といえるのです。